イタリアはフィレンツェに行ってきました。
前回の研修では行けなかったお店を中心に、訪問してみました。
5つ★ホテル、フォーシーズンズホテルの前にあるSILVANO LATTANZI氏
のお店です。
高級ブランド街でも、さらに上級な仕立て屋さんなどが並ぶ一画です。
このお店は、プレタも用意はありますが、基本的にはビスポークの受注をす
るためにお店のようです。
この店名は同氏の名前でもあり、グローバル展開するときの店名とのこと。
1971年に同氏が立ち上げたブランドが・・・ZINTALA
ラッタンジ・・・ジンタラ・・・名前を逆さまに読む?
ユニークなブランド名です。
おやぁ?TOKYOと書いてあります・・・ZINTALAがTOKYO
にあるとは知りませんでした。
早速店内へ。
BGMも無い静かな空間に、見事な逸品がズラリ・・・
女性の店員さんに挨拶し、店内へ。
ひとつ一つが見事なオーラを放ち、美しく磨かれ艶やかに輝いていました。
(いろいろなお店を訪ね歩いていますが、ディスプレイされた靴が一番艶や
かに輝いているように思えました。)
これらはプレタではなく、ビスポークのモデルです。
イギリスやフランスとは異なる独自のデザインが特徴的でした。
気分が高揚してくるのがハッキリとわかります♪
試し履きをすると物欲が抑えられなくなる感覚に・・・自分の中で葛藤が
始まっていました。
気に入ったデザインを手に取り、眺めていると・・・店員さんが笑みとともに・・・
「試し履きしてみませんか?」
<心の声>
したい!試し履きしたい!でも買いたくなっても買えない・・・
一生物を手に入れるチャンスじゃないの?
もう来れ無いかもしれないよ?日本じゃ買えないよ?
自分を誘惑する邪念と戦うこと1分?
「大丈夫です・・・もう少し他のモデルも見せてください!」
と、現実に戻り・・・・。
その後は、本来の目的でもある研修であることを
肝に銘じながら、お店の歴史や磨きについて教えて頂きました。
ディスプレイを見ながら学んだことは、やはり、エナメルのような単一の
輝きではなく、艶やかさのグラデーションで曲線を美しく魅せる輝きが
デザインを魅力的にする輝かせ方であると。改めて自分たちのポリシー
が間違え出ないことを再認識できた1日でした。
フィレンツェは街そのものが世界遺産に登録されるような素敵な街です。
そんな街の特別な一区画にあるシルバノラッタンジ・・・
いつかはこれを履いてフィレンツェの街を歩いてみたい・・・。